～新会長よりごあいさつ～

　この度、深津前会長からバトンを受け継ぎ、会長を務めさせていただきます森田則夫です。退任された前会長には設立以来、協議会の運営にご尽力いただき感謝申し上げます。
　城南地区は、人口8,500人・約4,000世帯で、38の自治会をはじめ多くの活動団体が、私たちの地域を守り、暮らしを支えています。しかし、それぞれが単独で活動していたため、情報や課題が共有できていない場合が多く、同じような取り組みがいくつかの団体で行われたりしていました。また、組織の在り方に戸惑いを抱えながらも、何役も掛け持ちしたり、何年も役を受け持ったりするケースもあったと思います。
　組織の「核」となる新たな人材の発掘は、組織としての継続を図っていくうえで大変必要です。まちづくり協議会は発足して日も浅いですが、子ども連れの参加活動を推進していく中で、小さいころからまちづくり協議会活動に興味や関心を向けてもらい、将来的に地域活性化のために、一歩踏み出す勇気が持てる地域活動の担い手確保の布石となればと考えます。
　城南まちづくり協議会のヴィジョンは、「助け合い・支え合い」により、いつまでも安心して暮らせる地区を目指すことです。助ける人は助けられる人でもあり、支える人は支えられる人でもあって、一方的な立場ではありません。「問題はより身近なところで解決しなければならない」とする考え方から、まずは、個人でできることは個人で解決する（自助）、個人で解決できないときは家庭がサポートする。そこで解決できない場合は、まちづくり協議会を含めた地域や民間非営利団体がサポート（互助・共助）するとした補完性の原理をよりどころに、まちづくり協議会の活動展開をしていきたいと考えます。
　個人の価値観によって問題のとらえ方や課題が異なり、まちづくりの姿も変わります。まちづくり協議会が情報発信を通して住民の皆さんの出会いの場となり、いつまでも安心して幸せに暮らせる地区であり続けられるよう、微力ながら地域の住民と各種団体などによるボトムアップで取り組んでまいりますので、ご支援ご協力をお願い致します。